■鬱病(うつ病)Q&A

鬱病(うつ病)に関する質問と答えを説明します。
(*本文は下にあります)



■鬱病(うつ病)Q&A

●質問1

鬱病(うつ病)と診断されて2年。生活のため、仕事はやめられません。休養しないで治療する方法は? (30歳代・女性)

【答】
理想的には会社の理解を得てしっかりと休養を取り、鬱病(うつ病)の治療に専念していただくのが一番なのですが、 実際にはそのようにできない場合もあるでしょう。 ご質問者の場合は、2年も鬱病(うつ病)の状態が続いているということですから、 あらためて主治医と相談し、薬物療法の見直しのほか、「認知療法」「対人関係療法」といった 「精神療法」も組み合わせて、治療を勧めていくことが必要だと思います。 また、生活リズムの乱れが鬱病(うつ病)の回復を妨げていることもあります。規則正しい生活を心がけるとともに、 気分転換や運動を生活の中に取り入れるなど、生活全般を見直してみることも大切です。
仕事の内容や人間関係など職場でのストレスが原因で抑うつ状態がよくならない場合は、 職場以外に自分が成長できる場所を見つけて、そこで友達を作ったりするのもお勧めです。 いろいろな人と交流しながら、さまざまな価値観や人生観に触れたり、サポートを得たりすることは、 認知療法的な効果をもたらしてくれるので、鬱病(うつ病)の回復に役立つと思います。


●質問2

約15年前に鬱病(うつ病)を発症し、一旦はよくなりましたが、1年ほど前に再発しました。薬はずっと飲み続けるの? (50歳代・女性)

【答】
ご質問者の場合、再発するまでの数年間は抗うつ薬なしで調子よかったということですから、 今回も鬱病(うつ病)の症状が改善すれば、いずれは薬の服用をやめることができると思います。 ただし、症状が安定してから半年〜1年間は、再発のリスクが高いので、薬はきちんと飲むことが必要です。 薬をやめる場合も、医師の指導の下で、徐々に減らしていくことが大切です。 また、薬をやめた後も再発のリスクはあります。ご家族など周囲の人が、再発の初期症状に注意し、 「よく眠れない、疲れやすい、物事が楽しくない」といった様子が見られたら、 早期に受診を勧めるなどして治療を再開することが大切です。
鬱病(うつ病)の薬を長期間にわたり服用する場合、「依存症」を心配される方も多いのですが、 鬱病(うつ病)の治療で使われる「抗うつ薬」に依存性はありません。 ただ、服用を急にやめることによって、さまざまな症状が現れることがありますので、 抗うつ薬の服用をやめる場合は、ゆっくりとやめることが大切です。 また、鬱病(うつ病)の治療で使われることのある「抗不安薬」や「睡眠薬」には、軽度ながら依存性があります。 こうした薬の使用量が増えていく場合は、依存症に対する注意も必要だと考えられます。