■腰痛の症状と診断

●症状から判断する腰痛の原因

症状から判断する腰痛の原因は次のようになります。


◆急に痛みが起こる場合

腰の痛みが急に起こった場合、症状が腰だけでなのか、脚にも起きているのかが、原因を推測する目安になります。

▼症状が腰に限られている
骨粗鬆症、脊椎腫瘍、椎間板症、感染性脊椎炎、ぎっくり腰

▼症状が脚にも起こっている
椎間板ヘルニア

◆痛みが長期間続いている場合

腰の痛みが、じわじわと慢性的に続く場合は、次のような病気が考えられます。

▼症状が腰に限られている
変形性脊椎症、心因性腰痛

▼症状が脚にも起こっている
脊椎管狭窄症

腰痛は、椎骨や椎間板などの障害だけで起こるわけではありません。 「腎臓」「子宮」などの内臓の病気や、「腹部大動脈瘤の破裂」などの血管の異常によって突然腰痛が起こることもあります。


●すぐに受診が必要な腰痛

姿勢を変えても楽にならず、足にも痛みや痺れがある場合

腰痛が起こると、医療機関を受診すべきかどうか迷うことがあります。 ぎっくり腰で原因がはっきりしているようであれば、無理に受診せず、様子を見てもよいでしょう。 しかし、「姿勢を変えても痛みが取れない」「痛みがだんだん強くなる」「発熱を伴う」 「脚から腰にかけて痛みや痺れがある」場合は、緊急の治療が必要な腰痛の可能性があるので、 迷わず整形外科を受診してください。


●腰痛の診断方法

診察で疑われた病気を画像検査で確認する

診察では、「問診」「視診」「触診」「知覚テスト」「運動テスト」などが行われます。 問診では、「いつから」「どこが」「どのように」痛むかなどを、詳しく聞かれ、 さらに、「歩く姿勢を見る」「痛む場所を触る」「脚の感覚に異常がある稼動を見る」 「脚を伸ばしたり曲げたりする」といったことで、医師は疑われる病気を絞っていきます。 腰痛の多くは、こうした診察を中心に診断され、必要があれば画像検査が行われます。 画像検査には、「エックス線検査」「CT(コンピュータ断層撮影)検査」「MRI(磁気共鳴画像)検査」 などがあり、疑われる病気を確認します。画像検査は必ず行うというわけではありません。