■その他の腰痛の原因

腰痛の原因は8割がわかっていません。ほとんどの場合、検査では正常に出ますが、ある共通点がわかりました。 それは「骨盤の角度」。まっすぐに立ったとき、骨盤は垂直ではなくやや前に傾いています。 その角度は25〜30度が理想的だといいいます。原因不明の腰痛患者を調査したところ、この骨盤の角度に変化が見られました。 前傾が30度以上になると30倍のリスクで腰痛が起こることが最近わかってきました。 骨盤の傾きによって背骨の一部である椎間関節が刺激され、痛みが出ると考えられます。 骨盤が傾きやすい生活習慣は、スマホを前かがみで使う、パソコンを使うことが多い、足を伸ばしてまっすぐ仰向けで寝る、など。 また、仰向けでまっすぐ寝ると背中が反り返り、お尻に体重がかかって骨盤が傾きやすくなります。 改善方法は、膝を曲げて寝ること、そうすると背中が伸び骨盤への負担が減ります。 枕やクッションを膝の下に入れて寝れば、腰痛予防・改善になるといいます。


●骨盤の角度簡単チェック

5円玉と千円札で骨盤のチェックができます。

  • 骨盤の角度の目安になる骨を探す。まっすぐ立ち腰のあたりを触ると出っ張りが見つかる。ここが骨盤の先端。 さらに脚の付け根の辺りにでっぱりがある。ここが骨盤の終端。
  • 2つの骨が見つかったらビニールテープで結ぶ。
  • 糸でつるした5円玉を骨盤の先端当てる。そうするとビニールテープと糸でつるした5円玉の間に隙間ができる。 これが骨盤の角度。30度以上開いていたら要危険。
  • 100円札を斜めに折り、先端を折り返し、もう一度折り返すとちょうど30度になる。 これをビニールテープと糸の隙間に当てたとき、折り曲げた1000札より傾いていると要注意。 痛みがない人も今後腰痛になる可能性がある。

●へび背

これは背骨が蛇のように湾曲している状態のことです。「機能性側弯症」通称「へび背」。 実は今若い女性に急増しています。背骨が曲がることで背中の筋肉が緊張し、腰痛や肩こりなどを引き起こします。 それだけではなく、神経を触って痺れが出たり歩けなくなったりします。 へび背の原因は日常の些細な行為にひそんでいます。「ハイヒールで歩く」「いつも同じ側でバッグを持つ」「脚を組む」 「横座り(お姉さん座り)」「肘をついて横になる」などの何気ない行為です。 これらの行為をレントゲンで撮影し検証した結果、
「ハイヒールを履く」・・・背中がねじれるように曲がる。
「方にバッグをかける」・・・バッグの重みで体が傾き、背骨も曲がっている。
「脚を組む」・・・組んだ足の方向にカーブを描いている。
「肘をついて横になる」・・・かなりの急カーブを描く。
わずか数分なら問題ありませんが、365日続けば、背骨の歪みに繋がります。

◆へび背の解消法:猫ストレッチ

  • 四つん這いになり、手足を肩幅に開く。
  • 息を吸いながら、ゆっくり背中を丸く(猫のように)上げる。
  • 息を吐きながら、ゆっくり背中を戻す。
  • 1〜3を3回繰り返す。
  • 腰を左右にゆっくり曲げる(背中を左右に湾曲させる・腰だけでなく上半身も曲げる)。 これにより、背中の周りの筋肉がほぐれて、歪みが矯正される。1セット3回ずつ、朝晩2回が目安。