脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症』は高齢者に多く見られる病気で、
「腰痛」に加え「間欠跛行」という歩行障害が現れるのが特徴です。
最近では、間欠跛行の改善に効果が期待される「プロスタグランジン製剤」による治療も行なわれています。


■脊柱管狭窄症とは?

老化によって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫される病気

「脊柱」を構成する「椎骨」は、お腹側の「椎体」と背中側の「椎弓」からなります。 椎体と椎弓の間には孔があり、その孔が縦に連なってトンネル状の空洞になったものが「脊柱管」です。 腰から下の腰椎の脊柱管には、脊髄と、脊髄から伸びた「馬尾」と呼ばれる神経の束が通っており、 馬尾から枝分かれした神経は椎骨と椎骨の隙間から脚に向かって伸びています。 馬尾は、骨と直接接しないよう「靭帯」で守られています。

加齢によって、椎弓と椎弓をつなぐ「椎間関節」が変形したり、靭帯が厚くなったりすると、 脊柱管の内部が狭くなります。さらに、椎間板が膨らんだり、変性したりすると、 脊柱管はいっそう狭められます。その結果、脊柱管を通る脊髄や馬尾、神経の根元にある「神経根」 が圧迫されて、「腰痛、痺れ、歩行障害」などのさまざまな症状が起こってきます。 これが『脊柱管狭窄症』です。 脊柱管狭窄症のほとんどが、加齢に伴う椎骨の変形や椎間板、靭帯の変性で起こりますが、中高年の女性に多い 「腰椎変性すべり症」が原因になることもあります。

脊柱狭窄症は、60歳代から急に患者が増える病気で、そのまま放置していると、神経の障害が進み、 重篤な症状が残ってしまうこともあります。